丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (3)

2023年11月2日 15:33

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 前回に引き続き今回も、誤って使いがちな英語のフレーズを紹介する。

【前回は】丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (2)

■~or not?

 よく聞くフレーズとして「yes or no?」というものがある。日本語でも「イエスかノーか?」という言い方は耳にするのではないだろうか。では以下の例文はどうだろうか。

例)
Are you coming to the party tonight or not?

 今夜のパーティには来るかどうかの確認を取るつもりで、このような言い方をしてしまう人もいるだろう。だが「or not」を付けると、「来るのかどうかハッキリしてくれ」というニュアンスで受取られ、相手にプレッシャーを与えることになりかねない。

 相手に尋問する場合など特別な状況を除いては、or notを付ける必要は無いだろう。

■Didn’t I tell you ~ ?

 文字通り「~と言ってなかった?」というフレーズであるが、以下の例文を見て頂きたい。

例)
Didn’t I tell you to finish this report by today?

 「今日までにこのリポート仕上げるように言ってなかった?」という意味だが、Didn’t I tell you ~を使ってしまうと、「今日までに仕上げるように言っていただろう?一体何やっているんだ?・人の話を聞いてないのか?」というニュアンスに取られることが少なくない。

 相手は「怒られている・嫌味を言われている」と受取る可能性がる。確認するという意味では「Did I tell you ~?」「Did I ask you ~ ?」を使うのが無難である。

■Don’t you know ~?

 これも「Didn’t I tell ~ ?」に似た表現で、同じようなニュアンスを含んでいる。以下の例文を見て頂きたい。

例)
Don’t you know how to use chopsticks?

 「箸の使い方しらないの?」という意味だが、Don’t you know~?を使うと「箸の使い方もしらないの?」という、嫌味なニュアンスになってしまう。

 Don’t you know~?を使う場合は、使うシチュエーションを考える必要がある。

 今回は特に英会話中級者レベルによく見られる表現でもある。英語力があるだけに言ってしまいがちなフレーズなので、是非注意して使うようにしよう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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