札幌のススキノラフィラ跡、複合商業施設「ココノススキノ」が11月30日オープンへ

2023年9月13日 16:10

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ココノススキノの完成イメージ(東急不動産の発表資料より)

ココノススキノの完成イメージ(東急不動産の発表資料より)[写真拡大]

  • 2階~3階屋外広場「COCONO TERRACE」のイメージ。
  • 3階屋内広場「COCONO SQUARE」のイメージ。
  • 地下2階~地下1階の待合スペースのイメージ。
  • 地域共創型ラジオスタジオのイメージ。
  • 7階レストランのイメージ。

 札幌市を代表する歓楽街すすきので、複合商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」(札幌市中央区南4条西)が、11月30日にオープンする。東急不動産、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ、キタデンがファッションビルの「ススキノラフィラ」跡地を再開発しているもので、飲食、物販、ホテル、エンターテイメント施設などを集め、すすきのの遊び場とする。

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 ココノススキノは地下2階、地上18階建て延べ約5万3,000平方メートル。札幌市営地下鉄すすきの駅と直結し、すすきののランドマークになっていたススキノラフィラ跡で新しい街の顔として登場する。

 地下1、2階は食物販ゾーン。食品スーパーの「ダイイチ」が地下2階、北海道内の人気店を集結させた「ココノマルシェ」が地下1階に登場する。飲食店は地下1階、地上1、3、4階、美容系サービス店や雑貨、ドラッグストアは1、2階に集める。

 5~7階では「TOHOシネマズすすきの」が10スクリーン、1,732席のシネマコンプレックスとして開業する。ゲームセンターなどエンターテイメント施設は3、4階に登場する。7階にはライフスタイルホテルの「SAPPORO STREAM HOTEL」が入る。客室数は約400の予定。

 1階には市電や市バスを待つ人のための交通待合広場、2、3階にはすすきの交差点を眺めながらくつろげる屋外広場、3階にはさまざまなイベント会場となる屋内広場を設ける。

 ススキノラフィラは1974年、百貨店の札幌松坂屋として開業したが、1979年にヨークマツザカヤ、1994年にロビンソン百貨店札幌店と変遷し、ロビンソン百貨店が撤退した2009年から専門店で構成するススキノラフィラとなったが、施設の老朽化で2020年に閉店した。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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