阪急西宮ガーデンズ、複合施設の「プラス館」が9月21日開業 大規模開発完了へ

2023年8月29日 08:36

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阪急西宮ガーデンズプラス館の開業イメージ(阪急電鉄など発表資料より)

阪急西宮ガーデンズプラス館の開業イメージ(阪急電鉄など発表資料より)[写真拡大]

 阪急電鉄と阪急阪神不動産は、兵庫県西宮市の阪急西宮ガーデンズで複合施設「プラス館」(西宮市高松町)を、9月21日に開業する。商業・教育施設、金融機関、医療施設、オフィス、賃貸マンションなど多彩な施設が入居し、2008年の阪急西宮ガーデンズ本館開業以来続いてきた、阪急西宮北口駅南東エリアの大規模再開発が完了する。

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 プラス館は、鉄筋コンクリート14階建て延べ約1万8,000平方メートル。1、3階に飲食・サービス・物販の店舗と医療施設、機械式駐車場、2階に駐輪場、4~9階にオフィスのほか、教育施設や健診センター、金融機関、不動産総合案内所、サテライトオフィスが入る。10~14階は112戸の賃貸マンション「ジオエント西宮北口」となる。

 西宮北口駅南側の今津線と神戸線に囲まれた、約3,000平方メートルの敷地に建設される。西宮北口駅から阪急西宮ガーデンズ本館や別館に続く歩行者デッキが、3階に接続する。阪急電鉄などは、プラス館の整備を阪急西宮ガーデンズ開発の集大成と位置づけている。

 出店する主な店舗は、商業施設がオイスターバルの「オイスターハウス西宮」、創作和食の「くずし割烹こまじろ」、鉄板焼の「ニュー松坂」、ヘアサロンの「ジアン」、フォトスタジオの「ハピスタ」など。医療施設は健診センターの「西宮ガーデンズ健診クリニック」など、金融機関は「野村証券」など、教育施設は「N高校・S高校西宮キャンパス」など。

 阪急西宮ガーデンズは、プロ野球オリックスの前身である阪急ブレーブス本拠地の西宮球場跡を再開発した西日本最大級のショッピングセンター。百貨店の「西宮阪急」、スーパーの「イズミヤ」、シネマコンプレックスの「TOHOシネマ」を核店舗に約7万平方メートルの商業面積を誇る。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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