アマゾン、オートロックマンションで「置き配」 三井不動産グループの賃貸で

2023年3月5日 19:35

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(画像: アマゾンジャパンの発表資料より)

(画像: アマゾンジャパンの発表資料より)[写真拡大]

 アマゾンジャパン(東京都目黒区)は2日、再配達削減に向けて三井不動産レジデンシャルリース(東京都新宿区)と協業すると発表した。アマゾンが開発した「Key for Business(KfB)」を活用し、オートロックのマンションでも置き配ができるようにする。

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 KfBは、荷物を持ったアマゾンの委託先ドライバーが、配送アプリからオートロックを解除してマンションに入館し、利用者の指定場所に届けるシステムだ。

 今回の協業では、三井不動産レジデンシャルリースが管理する約7万8000戸(2022年12月時点)の賃貸マンションに関して、建物オーナーの承諾をとり、順次KfBの導入を進めていく。

 コロナ禍やテレワークの浸透で宅配の利用は増えており、比例して再配達の増加も深刻化している。ドライバー不足や、CO2排出量の増加を解消するために、安全性が担保された置き配が有用と考えた。

 2社はこれに先駆けて2021年から実証実験を実施。成果を受けて本格的な協業をスタートすることにした。

 KfBの仕組みはこうだ。アマゾンが委託する配達ドライバーは集合玄関に到着すると、アプリからオートロックを解除する。システムでドライバーのIDや配達ルート、配達時間などが確認され、問題無ければオートロックを解除する。

 荷物を希望の場所に届けてマンションを退出した後は、ロック解除権限が切れるため再度入館はできない。こうした仕組みによって、セキュリティを確保しながら利便性を高めている。

 これまで一般的に、オートロックのマンションではドライバーが建物内に入館できないため、置き配ができなかった。宅配ボックスがある場合でも、荷物が満杯で受け取れないなど課題があった。

 なおアマゾンは、2021年に日本でKfB展開をスタート。2022年末時点で5000棟以上に導入を完了した。現在は東京や神奈川など18都道府県を導入対象としている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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