ヤクルトスワローズ&大谷翔平選手を応援するため、ヤクルト本社株に注目を!

2022年7月27日 16:28

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 ヤクルト本社(東証プライム)の記事を・・・と思い立った入り口は2つ。1つは傘下で贔屓チーム:ヤクルトスワローズの、2年連続の日本一に対する心底からの祈念。

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 1つは7月6日に南日本新聞がWeb配信した『全米にヤクルトを普及させた元社長 西洋医学の国に病気予防の思想を広めた経営戦略“幸運の女神”は大谷選手』と題する記事に接したことだった。エンゼルスの大谷翔平選手の試合日(とりわけ登板日)は、原稿を15分程度書いてはその動向をチェックする日々が続いている。

 米国法人ヤクルトの社長、清水実千男氏が「いい菌を飲んで病気予防の思想を広めたい」と米国に渡ったのは2011年。苦闘10年で6州しかなかった販売エリアを49州に拡大。米国に工場を設立、従来の4倍:1日40万本出荷できる体制を築いた。

 そんな清水氏が「2015年からエンゼルス球場に広告看板を出した。17年に大谷選手が入団し活躍が続く中で、看板がTVに頻繁に映るようになったのも幸運だった」としている。

 そもそもヤクルトの歴史は創始者である故代田稔氏が、現京都大学医学部で微生物の研究中に強化培養に成功した「乳酸菌シロタ株」に始まる。代田氏はヤクルトの効果を「健腸長寿」と位置付けた。1935年(昭和10年)に「ヤクルト」の商標で飲料として発売を開始。1955年にヤクルト本社が設立された。

 私がヤクルトスワローズ初代オーナーでヤクルト本社元会長・社長の故松園尚巳氏に初めてあったのは、私の斯界の師匠:故亀岡大郎の紹介。1980年代半ばだったと記憶している。

 5人家族の家庭で育った私は、腸が弱かった(下痢腹。その性か今日まで便秘を知らないし、整腸剤を毎日飲んでいる)。親父は私だけに「ヤクルト」が毎朝配達されるようにしてくれた。

 そんな話を松園氏にしたら、「いい親父さんじゃないか」と言い「君はまさか煙草を吸ってないだろうな」と問われた。「吸っています」と答えると、「身体によいことはする。悪いことはしない。それが親父さんへの恩返しだ」と言われたことを記憶している。「亀岡さんも煙草は吸わない。師匠と一緒にヤクルトを飲みながら神宮で野球を見て、健康を守れ」とも言われた。

 が、煙草は未だ吸い続けている。ヤクルト本社の収益は着実。お詫びのしるしに1%弱の(予想税引き後)配当利回りのヤクルト株を持ってみるか・・・。ヤクルトの株を9年半余り保有していると、修正済み株価状況で2倍強のパフォーマンスを享受できる勘定にもなっていることだし・・・。(記事:千葉明・記事一覧を見る

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