このレストラン、何かおかしい・・ 映画『ザ・メニュー』公開決定&予告解禁

2022年6月11日 18:14

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©2022 20th Century Studios. All rights reserved.

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 サーチライト・ピクチャーズ最新作映画『The Menu(原題)』が、邦題『ザ・メニュー』として2022年に日本公開されることが決定した。あわせて、謎多きレストランの様子を映し出す予告映像も解禁された。

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■サスペンス・コメディ映画『ザ・メニュー』

 なかなか予約の取れない有名シェフが振る舞う極上のメニューを目当てに、太平洋岸の孤島にある高級レストランを訪れたカップル。ただ、そこには想定外の“サプライズ”が添えられていた……。

 映画『ザ・メニュー』は、過去に『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14年)や『シェイプ・オブ・ウォーター』(17年)などのアカデミー作品賞受賞作も配給し、21年には『ノマドランド』「フレンチ・ディスパッチ」『ナイトメア・アリー』といったヒット作を世に送り出したサーチライト・ピクチャーズの最新作。

 レストランへ訪れる若いカップルを、ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』や映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の主演などで今最も勢いのある女優アニャ・テイラー=ジョイと、映画『マッド・マックス 怒りのデスロード』や『女王陛下のお気に入り』といった話題作に出演する俳優ニコラス・ホルトが演じる。また、シェフを演じるのは、映画『グランド・ブダペスト・ホテル』や「007」シリーズへの出演で知られる名優レイフ・ファインズだ。

 監督は、映画『アリ・G』(02年)や『運命の元カレ』(11年)のほか、第79回ゴールデングローブ賞で3冠を獲得したドラマ『メディア王~華麗なる一族~』で多数のエピソードを手がけたマーク・マイロッド。製作は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15年)、『ドント・ルック・アップ』(21年)のアダム・マッケイが務める。

■スリルに満ちた予告映像が解禁へ

 解禁された予告映像は、上品な雰囲気のレストランで、レイフ・ファインズ演じるシェフが挨拶をするシーンから始まる。レストランに入る前から「素敵な夜になるよ」と期待を膨らませていたのは、ニコラス・ホルト演じるカップルの男性。彼は料理を口にすると「ちょっと感動しちゃって」と涙を見せる。一方でアニャ・テイラー=ジョイ演じるカップルの女性は、「あなたほど夢中じゃないの」と冷静だ。

 そんな彼女がふと違和感を覚えたのをきっかけに、レストランはどこか異様で不気味な雰囲気に包まれていく。「この部屋で起きることは外の世界では無意味」という意味深なシェフの言葉の意味は?果たして、極上のメニューに隠された秘密とはーー?恐ろしいことが起きたのか客たちが怯える中、ニコラス・ホルト演じる男性の気の抜けた質問と、呆れた様子のシェフの表情が絶妙だ。風刺と笑いのスパイスが利いた極上のサスペンス映画に期待が高まる。


(記事:ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る

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