アピタ新潟亀田店、初の全面改装でドンキなど導入 7月リニューアルオープンへ

2022年6月11日 07:58

印刷

アピタパワー新潟亀田店の外観イメージ(PPIHなど発表資料より)

アピタパワー新潟亀田店の外観イメージ(PPIHなど発表資料より)[写真拡大]

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)とユニーは新潟市の「アピタ新潟亀田店」(新潟市江南区鵜ノ子)を開業以来初の全面改装をし、7月1日にリニューアルオープンする。同時に施設の名称を「APITA(アピタ)パワー新潟亀田店」に変更する。

【こちらも】山梨のモール型SC「ラザウォーク甲斐双葉」、2月25日にリニューアルオープン

 アピタパワー新潟亀田店は地上3階建てで、1、2階部分を営業施設として使用する。売り場面積は直営部分で約1万2,000平方メートル。約2,600台分の駐車場と約170台分の駐輪場を用意する。

 核店舗はユニー直営の食料品専門量販店「ユーストア」。愛知県に4店舗、石川県に1店舗を開設しているが、新潟県では初めてとなる。青果売り場には新潟県産コーナーを設け、地元の新鮮な野菜、果実に加え、加工食品を販売する。鮮魚売り場は豊富な品ぞろえだけでなく、新潟市場で調達した地場魚の惣菜も展開する。

 テナントは約70店が出店する予定。若年層の集客力を高める目的で、ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」を1階に入れるほか、カバンの「バリエッシュ」、アウトドアウエアの「グリーンステージ」、靴の「ウォークアウェイ」、コスメの「AtoZ」、寝具の「快眠倶楽部」、文具の「亀田文具店」、キッチングッズの「365キッチン」、玩具の「クラデントイズ」などが登場する。

 新潟県内は人口減少が進む中、スーパーの再編が加速し、競争が激化している。2015年にはイオンリテールが清水フードセンターを運営する清水商事を子会社化したほか、2021年にはウオロクホールディングスとマルイが資本業務提携に入った。アピタ新潟亀田店は2000年の開業で、一定の顧客を確保してきたが、こうしたスーパー業界の動向も考慮し、開業以来初の全面改装に踏み切ったとみられる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事