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お台場のパレットタウン、12月から順次閉鎖 跡地は再開発へ
パレットタウンの位置図(森ビル発表資料より)[写真拡大]
東京都江東区青海のお台場地区にある複合施設・パレットタウンが、2021年12月から順次、閉鎖されることになった。臨海副都心パレットタウン運営協議会、森ビルなどが明らかにしたもので、トヨタ自動車と森ビルなどが跡地に新たなにぎわいを創出する施設の建設を検討している。
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パレットタウンは、開催中止となった世界都市博覧会用地を東京都が森ビルと三井物産に貸し出した。約7万3,000平方メートルの用地に延べ約12万5,000平方メートルの施設が整備され、暫定利用の形で運営している。
地域のランドマークとなっている大観覧車をはじめ、中世ヨーロッパ風の雰囲気を持つショッピングモールの「ヴィーナスフォート」、トヨタ自動車のショールーム「メガウェブ」、ライブハウスの「Zepp Tokyo」、森ビルとチームラボが運営するデジタルアート美術館の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」がある。
各施設の閉館予定はメガウェブが12月末、Zepp Tokyoが2022年1月1日、ヴィーナスフォートが2022年3月27日、大観覧車とデジタルアート美術館が2022年8月31日となる。
パレットタウンは、複合型のエンターテイメント施設として東京を代表する観光スポットの1つに成長し、これまでに国内外から約4億人の来場者を集めた。だが東京都が2008年、用地を森ビルとトヨタ自動車に売却すると発表し、再開発が進められることになった。
森ビルとトヨタ自動車は、オフィスや商業施設、ホテルなどの整備計画を打ち出したが、リーマンショックなどの影響でたびたび先送りされてきた。トヨタグループの東和不動産は2020年に大型複合アリーナの建設計画を打ち出しており、現在森ビルとトヨタ自動車、東京都などが再開発計画の内容を詰めている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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