ヤオコー、近隣型SCの川越藤間店をオープンへ スギ薬局やワッツなど出店

2021年7月1日 16:55

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6日オープンのヤオコー川越藤間店(ヤオコー発表資料より)

6日オープンのヤオコー川越藤間店(ヤオコー発表資料より)[写真拡大]

 関東地方を中心に食品スーパーを展開するヤオコーは、埼玉県川越市藤間に川越藤間店を7月6日オープンする。ドラッグストアの「スギ薬局」、100円ショップの「ワッツ」なども出店し、ヤオコーを核に暮らしに密着した近隣型ショッピングセンター(SC)を形成する。

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 ヤオコー川越藤間店は約8,000平方メートルの敷地に建てられた延べ約9,300平方メートル。このうち、ヤオコーの売り場面積は約2,400平方メートルとなる。駐車場は約160台分、駐輪場は約100台分を確保する。

 テナントはスギ薬局、ワッツのほか、女性専用フィットネスクラブの「カーブス」、クリーニングの「ごとう」、介護サービスの「スマイル・フィットネス」。スギ薬局だけは開店が他の店舗より遅れて8月中旬になる。

 ヤオコーは牛焼肉と海外産パスタの品ぞろえを強化し、本格サバ寿司など惣菜の充実に力を入れる。週末には豚肉の産地フェアを開催し、全国から豊富な種類の高品質な豚肉を集める。鮮魚はマグロの品ぞろえに力を注ぐ。ヤオコーは初年度17億円の売り上げを見込んでいる。

 立地場所は東武東上線の新河岸駅から1.1キロ、上福岡駅から1.5キロの国道254号線川越街道沿い。1キロ圏内に1万3,000世帯、2万7,000人、5キロ圏内に17万3,000世帯、37万9,000人が暮らしている。

 日本全体が人口減少に突入しているにもかかわらず、1キロ圏内の人口は増加を続けている。40~50代と70代以上が多いことが特徴で、単身世帯も埼玉県平均を上回っている。ヤオコーは食提案型のスーパーとして魅力を発信するとともに、入居するテナントと協力して必要なものが1カ所でそろう近隣型ショッピングセンターを形成、近隣の利用客取り込みに力を入れる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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