字幕より効果的!? 洋画・ドラマの吹替えで学ぶ英語マスター法

2021年1月9日 16:49

印刷

 映画やTVドラマを見ることは、最もオーソドックスで普遍的な英語勉強法の1つである。映画・TVドラマで英語を勉強する際は「英語字幕を使う」というのが一般的な手法では無いだろうか。そもそも洋画・海外ドラマは日本語吹替えでは見ないという人も多いかもしれない。しかし実は、日本語吹替えも英語の勉強に効果的なことは知っているだろうか。

【こちらも】洋楽で英語の発音練習! 難易度別のおすすめ曲5選

 今回はその理由、また字幕・英語字幕・吹替えのそれぞれの活用法について紹介する。

■なぜ吹替えが良いのか?

 吹替えが有効な理由は、日本語字幕では表せない細かなニュアンスを確認できるという点だ。そもそも字幕は文字数が決められている。したがってかなり意訳されており、主語や動詞が省かれていることもしばしばだ。フレーズの微妙なニュアンスなどを掴み取るには吹替えの方が有効なのである。

■吹替えの使い方

 吹替えを使ったおすすめの学習法は次の通りだ。まず気になるフレーズを英語字幕にしてノートか何かに控えておく。その後吹替えにして日本語訳を確認する。そしてそのフレーズを丸ごと覚えてしまう。

 日常生活で使う場合は目的語の部分を状況に応じて変え、そのまま使えるようインプットする。その後に文法を確認する。重要なことは文法を確認するのは最後にするという点だ。

■日本語字幕の使い方

 では日本語字幕はどのように使えば良いのだろうか。日本語字幕にするのは、その映画・TVドラマを最初に見る時で良いだろう。一般的な映画鑑賞と同様である。

■英語字幕の使い方

 英語字幕は聞き取ったフレーズを文字で確認する作業の際に使用する。英語初心者は難しいかもしれないが、慣れると英語字幕ですら間違いがあることに気付けるようになる。

 最後に全てを使った学習法を紹介する。まずは日本語字幕で一通り鑑賞する。可能なら気になるフレーズが出てきた時に自分でチャプターや時間などをメモしておくと良いだろう。次に気になるフレーズが出てきた場面を英語字幕にして確認する。最後に吹替えにする。最後は字幕無しで再度通して鑑賞する。

 1つの作品を何度も見ることになるが、字幕無しで内容が理解できた時は最高の喜びを感じることだろう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

関連記事