ワンパターンからの脱出! 英会話で聞き返す時のおすすめ表現

2020年12月3日 09:03

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 英会話で相手の言うことが聞き取れない、理解できないということは、日常会話でも講師とのレッスンでも、よくある。そういう場合は「Can you repeat that?」などと尋ねて確認することになるが、同じ表現ばかり何度も使うのは気が引けるのではないだろうか?しかし、遠慮してしまっては勉強にならない。そこで、相手に発言を繰り返してもらいたい時に役立つ便利な表現をいくつか紹介したい。

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■一言で伝わる便利な表現

 シンプル、かつ、最も自然な聞き返し方が「Sorry?」だ。ネイティブも相手の言っていることが聞き取れない時、理解できない時に頻繁に使う。簡単な表現だが、「Sorry?」と語尾を上げることに注意したい。

 「Sorry?」よりもややフォーマルなのが「Excuse me?」だ。ただし、この表現を使う時は声のトーンやイントネーションに注意したい。言い方が悪いと、日本語で言えば「なんですって?」のような、失礼なことを言われた時にムッとして言い返すような感じになってしまう。

 さらにフォーマルな聞き返し方に「Pardon?」という表現がある。教科書ではおなじみの表現かもしれないが、イギリスではposh(上流階級風の気取った感じ)な印象を与えてしまうこともあるので注意が必要だ。「What?」よりは断然良いが、かしこまった表現であることは覚えておきたい(ちなみに、「I beg your pardon?」とすると最上級にフォーマルな言い方になる)。

■ノーマルな聞き返し方

 フォーマルでもインフォーマルでもないノーマルな聞き返し方なら、「What was that?」や「What did you say?」がある。語尾に「Sorry?」を付けると丁寧に聞こえるので遠慮なく使ってもらいたい。センテンスを丸ごと繰り返してもらいたい場合は、「What did you just say?」と「just」を加えると良い。

 全部聞き取れなかったわけではなく、一部だけ理解できなかった場合は、「Sorry, I didn’t quite catch that.」と言ってみよう。ここで言う「catch」とは、「聞き取る」や「理解する」という意味である。相手の言ったことを捕まえられなかったというわけだ。

■聞き返すことを躊躇しない

 自分が英語学習者であり、相手の言うことが理解できないことをはっきり伝えるなら、「I don’t understand. Could you say that again, please?」との言い方がおすすめだ。その際、語尾でも文頭でもどちらでもいいが「please」を付けることを忘れないようにしよう。

 なお、相手の話をさえぎって聞き返すのは失礼ではないかと思って遠慮してしまう人がいるが、レッスンなら当然気にする必要はないし、一般のネイティブとの会話でも必要以上に遠慮する必要はない。わかっていないのにわかった顔をしている方が失礼だ。相手の話をさえぎるのが申し訳ないなら、「I’m sorry to interrupt but...」と言ってから丁寧に頼めば良い。そういう心遣いさえあれば、ほとんどの人は快く応じてくれるはずだ。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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