ホンダ「N-BOX」、一部改良 安全運転支援システムの性能向上など

2019年10月7日 17:43

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「N-BOX」と「N-BOXカスタム」(画像:本田技研工業の発表資料より)

「N-BOX」と「N-BOXカスタム」(画像:本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

  • N-BOX  Honda SENSING 衝突軽減ブレーキ(画像:本田技研工業発表資料より)
  • N-BOX  Honda SENSING 衝突軽減ブレーキ(画像:本田技研工業発表資料より)

 ホンダは、2017年9月の発売以降、軽自動車最大級の室内空間で新車販売台数1位を獲得し続けるN-BOXに、Honda SENSING(ホンダセンシング)をはじめとする性能向上など一部改良を施し、10月4日より販売を開始した。

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 N-BOXの初代は2011年に登場してヒット作となり、2代目の現行モデルも好調な売れ行きを維持している。2017年、2018年には小型/普通車を合わせても売り上げ台数年間1位を記録し、今も人気の衰えを見せていない。

 この人気の裏側には、軽自動車とは思えない室内空間と荷室空間の広さにあるだろう。購入検討者も実車の室内空間の広さに驚愕し、購入を決める人も少なくないという。

 もちろんこれだけの人気車種のため、当然運転支援システムも標準装備で搭載してきたが、今回、運転支援システムの性能をアップさせたほか、快適機能も標準装備化するなど、使い勝手と運転のしやすさの向上を図ってきた。

 主な変更点は、先進運転支援システム、リアワイドカメラ、快適装備の標準化、上質感を出す本革巻セレクトノブの4つ。

 1つ目の先進運転支援システムは、横断自転車にも衝突軽減ブレーキに対応し、街灯のない夜間の歩行者検知も進化させるなど、運転支援システム「Honda SENSING」の性能を向上させた。

 2つ目のリアワイドカメラは、従来の30万画素から100万画素に画素数を向上することで、より鮮明な後方確認が可能に。

 3つ目の快適装備の標準化は、従来4WDのみに採用していた「運転席&助手席シートヒーター」、ターボ車のみに採用していた「左右独立リアセンターアームレスト」を標準装備し、快適性能をアップさせた。(G・Honda SENSING(FF)、G・スロープ Honda SENSING(FF)除く)

 4つ目の本革巻セレクトノブは、N-BOX Custom(G・Lターボ Honda SENSING、G・EXターボ Honda SENSING)に新たに「本革巻セレクトノブ」を採用し、上質感を際立たせている。

 今回一部改良を行い価格もグレードにより141万円~212万円(いずれも消費税込み)と改訂されている。これまでの価格は138万円~200万円であり、機能がグレードアップし消費税増税があったことを考えれば、値上がり幅は抑えられているだろう。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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