Books&Company、AIによる文章生成「easy writer」の試用版ユーザー募集

2019年5月31日 17:29

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「easy writer」の画面イメージ。(画像: Books&Companyの発表資料より)

「easy writer」の画面イメージ。(画像: Books&Companyの発表資料より)[写真拡大]

 電子出版ベンチャーのBooks&Company(東京都千代田区)は29日、同社が開発したAI文章生成サービス「easy writer」の試用版モニター募集を開始すると発表した。実際に使用してもらうことで、サービスレベルの向上を目指し、今夏のリリースに向けて最終調整を行う。

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 「easy writer」は、独自の音声認識AIを活用して、音声データをテキストデータに変換する文章生成サービス。例えば、会議やインタビューなど、ボイスレコーダーで録音してテープ起こしをしていた面倒な作業を解消する。

 独自解析技術により無音検出・音声分離等を施して文字起こしを行うため、より精度の高い分析を可能にしたという。そのため、だだの文字起こしのみではなく、読みやすい文章や原稿などにこだわるユーザー、書くストレスを軽減したいと考えるユーザーにも対応するとしている。

 入力は、インタビューや会議の音声同時入力に加え、ボイスレコーダーで録音した音声データからのテキスト変換も可能。テキスト化された文章に、句読点の自動付与や文章の切れ目での強制改行なども行い、「読みやすい、わかりやすい」文章を自動で作成する。

 そのほかアカウント共有者とのチャット機能や、変換したデータファイルのアップロードと共有、相手のプロフィールなどを事前に入力しておくメモ機能、Microsoft Wordへのエクスポートなど、編集・管理機能も備わっている。記者、ライター、速記者だけではなく、議事録や打ち合わせ記録の作成など、幅広いシーンで活用できそうだ。

 試用版ユーザーは、行政機関、非営利団体、弁護士事務所等を含む法人限定で募集する。今後はユーザーの使用感を反映して、夏のリリースに向けて調整するという。

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