ディオールの新作ウェア&アクセサリー、マラケシュで発表した20年リゾートコレクションより

2019年5月10日 20:56

印刷

記事提供元:ファッションプレス

 ディオール(DIOR)が、モロッコ・マラケシュで発表した2020年リゾートコレクション。相互理解の基盤となる「コモン・グラウンド」という思想がテーマになっている。

舞台は、ムッシュ ディオールの最初の後継者イヴ・サンローランが愛した場所、マラケシュ。メゾンにとって特別な場所で行われたショーでは、特別なピースが誕生している。

■「アフリカン ワックス」ドレス

 一つはコレクションの象徴となる「アフリカン ワックス」。マリア・グラツィア・キウリは、コートジボワールにあるユニワックス(Uniwax)の工場とスタジオとのコラボレーションによりオリジナルのテキスタイルを作成。

 生地を織る際に、トワル ドゥ ジュイやタロットモチーフなど、マリアが大切にしているディオール コードを緯糸に織り込むことで、アフリカンカルチャーとパリのエスプリが効いたスペシャルなデザインを完成させた。

 豊かな大地が生んだ自然や動物たちをモチーフに大自然のパワーを表現したテキスタイルは、サンドカラー、インディゴブルー、灼熱のレッドオークルなど様々なパレットで彩られ、ドレスとなりコートとなりコレクションに登場している。

■アフリカンカルチャーを彷彿とさせるヘッドピース

 アフリカンカルチャーを強調させたヘッドピースは、帽子職人とタッグを組み生み出したもの。帽子デザイナーのスティーブン・ジョーンズが、マーティン・ヘンリー(Martine Henry)とコラボレーションし、ターバンを作成。

 ヘッドウェアで頭部を飾ることは、品格と洗練のシンボルを意味しているという。

■アフリカ人アーティストとコラボした「バー」ジャケット

 ディオールアイコンピース「バー」ジャケットは、2人のアーティストによって再解釈。

 1940年代に愛された細いウエスト、すそ広がりのスカート、優しいショルダーラインの“ニュールック”は、アフリカ系アメリカ人のコンテンポラリーアーティスト、ミッカリーン・トーマスと、LVMHプライズのグランプリ受賞者グレース・ウェールズ・ボナーの視点を通してモダンに生まれ変わってる。

 シックなブラックのボディに映えるのは、大自然のパワーを感じさせるレッドオークルの装飾。きゅっと絞ったウエスト下に配されたポケット、そして細身なアームの袖口にあしらわれている。

■新作バッグも続々登場

 バッグの新作は、マラケシュのムードでアイコンデザインをアレンジしたもの。「サドル」バッグは情熱的なレッドカラーで。フラップ部分は、レザーを細かくカットしてラフィア風に仕上げている。

 また「ブック トート」からは、サンドカラーの新色が登場。クリスチャン ディオールのブランドロゴを中央に配し、周りにはアニマルや植物たちのユーモラスなモチーフをあしらっている。

■ショーの模様を動画でチェック

【問い合わせ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

関連キーワード

関連記事