長野電鉄、3500系O6編成の解体で「さよならイベント」 3月3日に

2019年2月24日 10:55

印刷

「3500系O6編成の現役時代(旧屋代線にて)」(画像:長野電鉄の発表資料より)

「3500系O6編成の現役時代(旧屋代線にて)」(画像:長野電鉄の発表資料より)[写真拡大]

  • 「3500系O2編成(旧屋代線にて)」(画像:長野電鉄の発表資料より)

 長野電鉄は20日、3500系「O6(オーロク)編成」を3月に解体すると発表した。これに伴い、O6編成の撮影会やオリジナルグッズの販売イベントを実施する。

 イベントの開催日時は3月3日の11時10分から13時55分、会場は須坂駅の4番線ホーム。

■O6編成がO2編成や特急「ゆけむり」と並ぶ!

 撮影会では、O6編成と他の3500系が並んだ姿を撮影できる。「長電フリー乗車券(1日用)」を所有していれば、線路上での撮影も可能だ。なお撮影会は、11時10分から11時50分と、13時15分から13時55分の2回行われる。

 イベント終了後から15時5分頃まではO6編成とO2編成が並ぶため、貴重な瞬間を捉えることができる。

 また、15時5分頃から約2分間は、O6編成とO2編成が特急車両「ゆけむり」と並ぶというサービスも実施。さらに15時7分から15時35分頃までは、特急車両「ゆけむり」とO6編成とが並ぶ姿も撮影できる。

■グッズや記念品の販売も

 4番線に停車する3500系の車内では、オリジナルグッズや記念乗車券などの発売が行われる。1回の購入金額が2,500円を超える場合には、O6編成の写真が入った記念カードがプレゼントされる。カードは50枚限定だ。販売会の実施は12時から13時の間。

■3500系O6編成

 1993年にデビューした3500系は、当時の営団地下鉄、現在の東京メトロ日比谷線で使用されていた3000系を譲り受け改造した車両である。現在は廃止されている長野電鉄木島線と屋代線用の3500系は「O編成」と呼ばれ、ファンからも親しまれた。

 6番目の編成である「O6編成」は2012年3月末で営業運転を終えたが、須坂駅の構内で倉庫として留置使用された。今回のO6編成解体により、残されたO編成はO2編成のみとなる。(記事:山岡光・記事一覧を見る

関連記事