ウィーウィル、19年秋冬コレクション発表 ブリティッシュパンクを端整に表現

2019年2月21日 14:59

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記事提供元:アパレルウェブ

 デザイナー福薗英貴が手がける「ウィーウィル(WEWILL)」が、2019年2月20日、2019秋冬コレクションを東京都千代田区丸の内で発表した。
 今シーズンのテーマは”DESK PUNK”。この”机上のパンク”という言葉は、反逆的で過激なパンクを直接的に表現するのではなく、パンクを内面的なエネルギーの発散の象徴として取り入れたことを示唆している。
 実際、パンクで連想されるようなダメージやピン、鋲などといったハードなアイテムは用いられていない。タータンチェックなどのパターンやブラック×レッド、ブラック×ゴールドのコントラストが強いカラーでパンクが表現されているものの、アイテムひとつひとつはウィーウィルらしい端整さで紡ぎ上げられている。




 細身のパンツはあるものの、全体的にシルエットはゆったりとしていてリラックスムード。ゆったりとしたハウンドトゥースのセットアップ、上質なウールのピーコート、大きめのラペルが印象的なカモフラージュ柄のトレンチコート、ブルゾンやスウェードジャケットの上から羽織れるビッグサイズのモッズコート、真っ赤なライダースジャケットなど、ブリティッシュカルチャーにインスピレーションを得たスタイルを、ウィーウィル流にエレガントなリアルクローズに仕立て上げた。
 また、このコレクションの発表方法にも福薗デザイナーのこだわりが。「できるだけアイテムを近くで見てもらって、リアルに日常としてコレクションを感じてもらいたい」という想いからインスタレーションという形式を選んだのだという。「ブリティッシュパブの中で自由に動くモデルたちに、コレクションのその先にある日常を見出してもらいたかった」と語った。
 
「ウィーウィル」2019秋冬コレクション
取材・文:アパレルウェブ編集部

撮影:土屋航

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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