四国電力など、イチゴ「女峰」の生産企業「あぐりぼん」を設立

2018年9月8日 16:47

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女峰。(画像:四国電力発表資料より)

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 四国電力、銀座千疋屋、テンフィールドの各社は、地域のイチゴ農家と提携し、イチゴの品種のひとつである「女峰」の生産拡大と、地域農業を支える人材の育成を目的とした農業法人「あぐりぼん」を10月1日に設立すると発表した。これは、生産者・流通事業者・小売事業者と地域電力が共同で取り組む、日本初の事業モデルとなる。

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 女峰。1985年に品種登録されたイチゴで、かつては東日本のイチゴの代名詞とも言うべき存在であった。果実はやや小ぶりで長円錐形に整っており、甘味酸味のバランスや色付き、形が良く、またやや硬めで日保ちにも優れる。果実の中までも赤く、ピューレやジャムにしても綺麗に色が出る。イチゴミルクにも最適である。関東を中心に各地で栽培されていたが、現在では栃木県、静岡県、香川県などでわずかに栽培されているに過ぎない状況となっており、イチゴ全体に占めるシェアは1%程度となっている。

 さて、あぐりぼんの設立に向け、四国電力は農業を新たな事業領域と位置付けて、収益確保・地域活性化を目指すことになる。もともとは、香川県三木町のイチゴ農家と、現在では希少価値の生じている女峰に魅力を見い出して生産拡大を望んでいる銀座千疋屋、テンフィールドと事業化構想を構想することになり、新会社の設立に至ったものであるという。

 新会社あぐりぼんは、2018年12月には香川県三木町において生産施設の建設を開始、2019年12月の初出荷を予定しているという。

 なお、事業は、三木町のイチゴ農家が栽培技術指導を、テンフィールドが国内外への販路拡大・事業多角化支援を、銀座千疋屋が小売りの立場で老舗高級果実店としてのブランド力を活かした販売を行い、そして四国電力が経営全般に係る支援・事業多角化支援をするという形で進められることになる。 四国電力、銀座千疋屋、テンフィールドの各社は、地域のイチゴ農家と提携し、イチゴの品種のひとつである「女峰」の生産拡大と、地域農業を支える人材の育成を目的とした農業法人「あぐりぼん」を10月1日に設立すると発表した。これは、生産者・流通事業者・小売事業者と地域電力が共同で取り組む、日本初の事業モデルとなる。

 女峰。1985年に品種登録されたイチゴで、かつては東日本のイチゴの代名詞とも言うべき存在であった。果実はやや小ぶりで長円錐形に整っており、甘味酸味のバランスや色付き、形が良く、またやや硬めで日保ちにも優れる。果実の中までも赤く、ピューレやジャムにしても綺麗に色が出る。イチゴミルクにも最適である。関東を中心に各地で栽培されていたが、現在では栃木県、静岡県、香川県などでわずかに栽培されているに過ぎない状況となっており、イチゴ全体に占めるシェアは1%程度となっている。

 さて、あぐりぼんの設立に向け、四国電力は農業を新たな事業領域と位置付けて、収益確保・地域活性化を目指すことになる。もともとは、香川県三木町のイチゴ農家と、現在では希少価値の生じている女峰に魅力を見い出して生産拡大を望んでいる銀座千疋屋、テンフィールドと事業化構想を構想することになり、新会社の設立に至ったものであるという。

 新会社あぐりぼんは、2018年12月には香川県三木町において生産施設の建設を開始、2019年12月の初出荷を予定しているという。

 なお、事業は、三木町のイチゴ農家が栽培技術指導を、テンフィールドが国内外への販路拡大・事業多角化支援を、銀座千疋屋が小売りの立場で老舗高級果実店としてのブランド力を活かした販売を行い、そして四国電力が経営全般に係る支援・事業多角化支援をするという形で進められることになる。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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