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「半分、青い」にちなんだ見守りAI端末を販売 ひとりメーカーのビーサイズ
製品のデザインから設計、製造、販売までを1人で行う「ひとりメーカー」の先駆けとして知られる家電ベンチャー「ビーサイズ」(横浜市)の八木啓太社長が、現在NHKで放映中の連続テレビ小説「半分、青い」で考証に協力しているのにちなみ、同社は半分青い色にデザインされたAIみまもりロボットの販売を開始した。子供に持たせると自分で現在地を特定し、保護者のスマートフォンに位置情報を送るAI端末で、本来の製品は白1色だが、ドラマへの協力を記念して数量限定で販売する。
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同社が開発したAI見守りロボット「GPS BoT」は、たて、横5センチ、高さ1.9センチの小型端末で、GPS電波だけでなく、周囲のWiFiアクセスポイントの電波、携帯電話基地局の電波などから自ら現在位置を特定。従来のGPS端末では難しかった屋内や地下の位置特定もできる。
従来のGPS端末では、スマートフォンやパソコン側から操作をして端末の位置を検索しなければならなかったが、GPS BoTは常に現在位置を把握し、アプリを開けばすぐに子供の現在位置を把握することができる。さらに、子供の通学時間や塾に通う時間などの生活習慣を学習し、通常と違う行動をとるなどして端末が異常事態だと判断すると、保護者のスマートフォンに通知する機能もある。昨年4月に販売を開始すると、テレビ番組で紹介されたこともあって、すぐにヒット商品に。見守りサービスを展開する企業数社にも専用端末として採用されている。
同社の八木啓太社長は、富士フイルムで医療機器の設計に携わった後、デザインを独学し、2011年にひとりで「ビーサイズ」を設立。たったひとりで開発、生産、販売したLEDデスクライトがヒット商品となり、「ひとりメーカー」として注目を浴びた。現在、放映中の「半分、青い」では、主人公がひとりメーカーを立ち上げ商品開発に取り組むことから、ひとりメーカーの考証としてドラマ制作に協力。ドラマのタイトルにちなんで、半分青い色のデザインの商品を販売することにしたという。
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