インターステラテクノロジズと日本旅行、宇宙エンターテインメントで提携

2018年4月2日 07:17

印刷

 インターステラテクノロジズと日本旅行は3月30日、宇宙開発に関連した旅行などの宇宙エンターテインメント事業で業務提携したと発表した。

【こちらも】リサイクルロケットで大幅コスト削減 宇宙事業で過熱する開発競争

 インターステラテクノロジズは、観測ロケット及び軌道ロケットの製造・開発・販売や、打ち上げサービスを行う企業。理学・工学系の研究用途への無重力環境の提供や、超小型衛星の打上げサービスを低価格で行うことにより、宇宙開発に関するイノベーションに寄与していくことを事業目的としている。

 日本旅行は、1992年9月のスペースシャトル「エンデバー号」による日本人初の宇宙旅行士搭乗に伴う応援隊ツアーの実施以来、宇宙飛行士関連の取組や、国内ロケット打上げ、宇宙教育などの事業に積極的に取り組んでいる。2015年夏には、宇宙体感旅行のブランドとして、「sora旅クラブ」も設立している。

 今回の業務提携は、両者のこれまでの事業の実績を踏まえ、宇宙エンターテインメントをより充実させるとともに、インターステラテクノロジズの本拠地である北海道大樹町の地域活性化を図る狙いもある。

 具体的には、インターステラテクノロジズの行う宇宙開発に関連した旅行商品や、イベントの企画実施、グッズなどの製品の製造・販売について、両者が相互に協力する。当面、4月28日に打上げ予定の観測ロケット「MOMO」2号機に関連して、特設見学会場での見学やイベントを実施する。また、これに関連した打上げ応援オフィシャルツアーも企画している。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事