J1、4節終わり未勝利は4チーム

2018年3月20日 07:52

印刷

■ビッククラブが低迷

 J1リーグ第3節が終了した時点で、北海道コンサドーレ札幌、浦和レッズ、FC東京、横浜・F・マリノス、ガンバ大阪、セレッソ大阪、V・ファーレン長崎の7チームが未勝利だった。昇格したばかりの長崎はある程度苦戦が予想されていたため驚かない人も多いかもしれない。しかし昨年のアジアチャンピオンである浦和、ACL出場が定着しつつあるセレッソ大阪、強豪クラブとして位置づけられている横浜、ガンバ大阪、にとっては大誤算のスタートだったことは間違いないだろう。

 18日に行われた第4節では、札幌VS長崎、横浜VS浦和の未勝利対決が行われた。札幌と長崎の対戦は初勝利を挙げようという気持ちが前面に現れていた。後半早々に札幌が点を入れると長崎は積極的に選手交代を行い、リズムをつかんだ。長崎は翁長のゴールで一時同点に追いつくもアディショナルタイムでタイから来たチャナティップにゴールを決められ1-2で敗れた。

 一方、浦和VS横浜はロングボールを多用した攻撃が目立った。前半はあまり決定的なシーンが訪れなかったが、後半になると横浜の攻撃が連動した。再三浦和ゴールを脅かしたが、浦和のゴールキーパー西川にことごとく阻まれた。それでも81分にウーゴ・ヴィエイラが一瞬のすきを逃さずゴールを決めた。結局その1点を守りきり横浜が初勝利を手にした。

■試合内容も厳しいものがある

 その他の対戦ではセレッソ大阪、ガンバ大阪が勝つことができず、4節を終わった時点で未勝利のチームが4チームとなった。ビッククラブの未勝利というのはサポーターの不満を増発させる。

 このまま未勝利が続くようだと監督解任劇ということにも陥りかねない。結果もそうだが、試合内容もちぐはぐしている面がある。細かい点を修正していち早く自分たちのサッカーができるよう期待したい。

■意識改革が必要

 試合内容を見た限りまだまだ浮上するきっかけは見えないように思えた。ビッククラブだからという意識を捨てインテンシティを意識しなければ勝利することはできない。

 彼らはJ2に降格した経験がある。「そういうことも起こりうるのだ」という認識を持ってプレーしなければ再びJ2に降格してしまう可能性も大いにあり得るだろう。

関連キーワード

関連記事