北陸の大雪でファミマが苦戦、セブンイレブンの好調続く コンビニ2月売上

2018年3月13日 06:57

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 コンビニチェーン各社が2018年2月の売上を発表し、客数の減少をわずかに留めたセブンイレブンが好調を維持したものの、ローソン、ファミリーマート、サークルK・サンクスが厳しい結果となったことが分かった。

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■ファミマ、サークルKともに苦戦

 12日、ユニーファミリーマートホールディングスがファミリーマートとサークルK・サンクスの2月度月次営業報告を発表した。前年同月比で、ファミリーマートの既存店の売上高が97.7%、客数が96.9%、客単価が100.8%、サンクスの既存店の売上高が93.8%、客数が93.5%、客単価が100.3%、両方を合わせた全店売上高が98.4%だった。

 概況によると、セールを行うとともにセール修了後も売場ボリュームを底上げしたおむすびやパンに加え、惣菜が好調だったとある。その一方で「北陸地方を中心とした記録的な大雪が客足に響いたほか、前年同月に販促を強化した反動減により、カードが大幅に前年割れ」した。

 2月時の店舗数は、ファミリーマートが1万4,807店、サークルK・サンクスが1,506店。ファミリーマートは期初からの出店数が576店、閉店数が578店とほぼ同数ながら、ブランド転換店が2,720店あることで、ファミリーマートが増え、サークルK・サンクスが減っている。

■ローソンは既存店売上が5カ月連続マイナス

 12日、ローソンが2月の月次情報を発表した。前年同月比で、既存店の売上高が98.8%、客数が96.8%、客単価が102.1%、全店売上高が106.7%だった。

 既存店の客単価は昨年12月から3カ月連続で前年比プラスとなったが、客数は昨年7月から8カ月連続で前年比マイナスが続いており、それに引っ張られるように、既存店売上高は昨年10月から5カ月連続で前年比マイナスとなっている。

 営業概況によると、リニューアルしたおにぎり、ホット麺やパスタなどの調理麺が特に好調で、オリジナルのデザート商品やホット飲料の新商品、さらに日配食品や冷凍食品も好調だったとある。2月時点の国内店舗数は1万3,992店。期初である昨年3月時から882店舗の増加。

■セブンイレブンの客数は微減

 12日、ゼブンアンドアイホールディングスがゼブンイレブンの2月の月次営業情報を発表した。前年同月比で、既存店の売上高が100.4%、客数が99.6%、客単価が100.8%、全店売上高が101.5%だった。

 ローソン同様に、客数が昨年7月から前年比マイナスとなっているものの、2015年4月から35カ月連続で前年比プラスの好調な客単価に支えられて、昨年12月から3カ月連続で既存店の売上高が前年比プラスとなった。2月時点の店舗数は2万260店で、期初の昨年3月から837店舗の増加。

■豪雪が影響したチェーンは?

 ファミリーマートの概況に「北陸地方を中心とした記録的な大雪が客足に響いた」とあるように、2月上旬に福井県や石川県などでは記録的な豪雪となった。

 コンビニチェーン各社は、全国均一に出店しているわけではなく、地方や県によって偏りがあるのを知っているネットユーザーも多いだろう。そうした偏りを調べたインターネットサイトによると、石川県や福井県、その南側にある岐阜県に多いのはファミリーマート、石川県の東側にある富山県に多いのはローソンなのだとか。

 もちろん、この地方だけで全てが決まるわけではないものの、セブンイレブンの既存店客数が微減(99.6%)に留まったのは、天候の運があったのかもしれない。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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