【新製品&新技術】医療画像など医師と同レベルで閲覧・管理できる画期的な新サービス

2017年12月8日 15:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

メディカル・データ・ビジョン(MDV)<3902>(東1)は8日、テクマトリックス<3762>(東1)との業務提携を発表。

メディカル・データ・ビジョン(MDV)<3902>(東1)は8日、テクマトリックス<3762>(東1)との業務提携を発表。[写真拡大]

■メディカル・データ・ビジョンとテクマトリックス、セカンドオピニオンの手間削減

 メディカル・データ・ビジョン(MDV)<3902>(東1)は8日、テクマトリックス<3762>(東1)との業務提携を発表。医師が診断のときに見る医療画像とほぼ同じ精度の画像をPCやスマートフォン、タブレット端末で患者自身が閲覧・管理できる画期的な新サービスを同日から開始した。病床数426床、全24科の医療を行う北陸地方の大手総合病院、董仙会・恵寿(けいじゅ)総合病院(石川県七尾市、神野正博理事長)を皮切りに、順次提供していく。

 MDVは、医療ビッグデータ利活用の先駆け企業。この新サービスは、同社が2016年10月に本格運用を開始した、患者が自身の診療情報の一部(カルテの内容に近い情報)を管理・閲覧できるWEBサービス「カルテコ」をハブとして、テクマトリックスが開発した、医療画像などを安全に保管・活用・共有できるクラウドサービス「NOBORI(ノボリ)」を搭載することで実現した。

 画像などの診療情報は、患者の同意があるオプトインのデータだけをクラウド上に保管し、データは暗号化するほか、秘密分散の技術でセキュリティを強化した。

 これにより、現在は、セカンドオピニオンなどの際、自身の医用データを手元で保管するためには、ほとんどの場合、DVDやCDへのコピーを病院に申請する必要があるが、このサービスの開始により、患者は、医師が診療の際に使うものと同じ画像を自身で管理・閲覧できるようになる。また、急な受診の際などに、かかりつけでない医師にも医療情報が共有できる、など、手間やコストの削減につながる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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