ローム、IoTオープンプラットフォーム発表 8種類の先進センサに対応

2017年11月9日 05:53

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「SensorShield-EVK-002」(写真:ローム発表資料より)

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  • 「SensorShield-EVK-002」の構成(写真:ローム発表資料より)

 ロームは7日、オープンプラットフォーム3種(Arduino、Lazurite、mbed)に、量産済の8種類のセンサ拡張ボードを搭載したIoT設計環境「SensorShield-EVK-002」を開発し、インターネットでの販売を開始すると発表した。

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 IoTでのアイデアを実装しようとすると、センサ、ハードウェア、ソフトウェアといった様々な知識が必要になる。この煩わしさを解決してくれるのが、IoTプラットフォームだ。予め用意された各種センサ毎のデータ取得アプリを実装して、幾つかの設定を行うとセンサ情報が取得できるという仕組みだ。

 「SensorShield-EVK-002」は、既提供のオープンプラットフォームの第二弾だ。新たに加えた脈波センサなど8種の拡張ボードを搭載する。センサ単体でも評価済みのセンサをオープンプラットフォームに搭載するのは、センサでできることを、訴求点とするためと思われる。

●オープンプラットフォームでのセンサ情報取得評価

 取得評価したセンサ情報を用いて、必要な機能を記述してIoTアプリを開発することができる。オープンプラットフォームは、Arduino、Lazurite、mbedの3種である。

・Arduinoは、全世界で利用されているArduino社のオープンなマイコンボード
・Lazuriteは、ロームの子会社ラピスのローパワーが売りのオープンなマイコンボード
・mbedは、ARM社が提供するマイコンボード

●「SensorShield-EVK-002」の特長

 汎用マイコンでのハードウェア、ソフトウェア、および周辺機器をオープンにしたプラットフォーム提供は、顧客に利便性をもたらすが、むしろセンサで取得できる情報や精度が確認できる方が効果大であろう。

 8種類のセンサ拡張ボードは、加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサ、近接照度センサ、カラーセンサ、ホール(磁気)センサ、温度センサ、脈波センサである。

 特に光学式の脈波センサは、体表面にセンサを接触することで、脈拍などの測定ができるメディカル・ヘルスケア市場向けである。車載市場の次の狙いであろう。

 なお、ロームのホームページ上でセンサシールドの導入に必要なデータを公開している。

●IoTオープンプラットフォーム(ローム、「SensorShield-EVK-002」)のテクノロジー

 センサ単体の性能や特性をカタログで示しても、最後は顧客がセンサを評価することとなる。IoTでの幅広い知識を隠蔽し、センサの評価環境をセンサボードと一緒にオープンな環境で提供するのが強みであろう。

 Arduinoのオープンプラットフォームは世界中での実績がある。加えて、Lazuriteは、子会社ラピスのローパワー16ビットマイコンを搭載している。IoTシステムの実装時には、マイコンもセットで提供することが狙いであろう。(小池豊)

関連キーワードIoT(Internet of Things)ローム

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