今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向を意識した取引に

2017年10月26日 08:32

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記事提供元:フィスコ


*08:32JST 今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向を意識した取引に
25日のドル・円相場は、東京市場では113円98銭から113円74銭で推移。欧米市場ではドルは一時114円24銭まで買われたが、113円48銭まで反落し、113円74銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は、主に113円台半ばで推移か。良好な内容の米経済指標や米長期金利の上昇を背景としたドル買いは一服し、利益確定のドル売りが観測されている。日経平均株価の動向を眺め、113円台半ばでもみ合いとなる可能性も。

25日の海外市場では、米長期金利の上昇や良好な内容の米経済指標を背景にドル買い・円売りが一時的に加速した。9月の米耐久財受注額は前月比2.2%増、9月の米新築住宅販売件数は年率換算で前月比18.9%増の66万7000戸と、いずれも予想を上回る内容となった。しかし、その後は利益確定や持ち高調整目的のドル売りが入ったもよう。また、米株価が下落したことも、ドルを圧迫した。

26日の東京市場もこの流れを引き継ぎ、日経平均株価の動きを眺め、113円台半ばで推移すると見られる。日本時間夜に開かれる欧州中央銀行(ECB)の定例理事会や明日27日に発表される第3四半期の米実質GDP(速報値)を控え、投資家の多くは様子見姿勢を保っており、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くとみられる。《CS》

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