伊藤忠飼料とNTTテクノクロス、「画像から豚の体重を推測するアプリ」を開発

2017年9月23日 07:16

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「デジタル目勘」利用イメージ。(画像:NTTテクノクロス発表資料より)

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 伊藤忠飼料とNTTテクノクロスは、スマートフォンやタブレット端末で撮影した豚の画像から体重を推測・測定するアプリケーションサービス「デジタル目勘」を開発した。2018年4月より、伊藤忠飼料の販売ルートで提供を開始する。

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 養豚農家にとって、豚の体重はとても重要だ。豚は、出荷後、脂肪の厚さ、外観、肉質、そして枝肉重量などによって格付け(「極上」「上」「中」「並」「等外」がある)が決まるのだが、等級ごとに重量が指定されており、重すぎるのも軽すぎるのも格が下がる原因となってしまう。

 しかし、出荷時、豚を一頭ずつ体重計に乗せて測るのは、多大な手間を要する。養豚農家というものの一般的な平均出荷頭数からいって、全頭測定にかかる労力は大きすぎる。豚の体重を自動計量するシステムというものも開発されてはいるが、こちらは導入にかかる投資費用が非常に高い、という難点がある。

 もう一つの方法として、「豚を直接見てその重さを推測する」という手段もある。これを「目勘」という。長年の経験を必要とする、熟練の技である。誰にでもできるというわけにいかないし、人によって推測値にばらつきも生じるため、安定した方法として用いるのは非常に難しい。

 そこで開発されたのが、「デジタル目勘」である。養豚について多大な実績を持つ伊藤忠飼料の研究所が開発協力、NTTテクノクロスの高度な画像認証技術を組み込み、独自の計測ロジックで、熟練者レベルの目勘を、デジタルで再現したものであるという。なお、特許出願中である。

 利用料金は1ライセンスあたり1万5,000円から。1ライセンスとは、撮影する端末1つが1ライセンスであり、複数台で利用する場合は台数分のライセンスが要る。

 操作は非常に簡単で、アプリケーションをインストールした端末のカメラで、画面の指示に従って豚を撮影するだけで推測体重が表示される仕組みとなっている。これにより、格落ちによるロスの低減が見込むことができ、養豚農家の収益増大に貢献できるという。(藤沢文太)

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