スーパー売上高、7月は前年比横ばい 鈍い動きのなかで堅調な夏物

2017年8月24日 11:46

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 大手スーパーやなどを中心に構成される日本チェーンストア協会の2017年7月度販売統計と概況が発表された。前月比で見ると、食料品、婦人衣料、家電製品を中心に夏物の需要が伸びたが、前年同月比で見ると、軒並み100%前後の横ばいとなっている。

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■日本チェーンストア協会が7月の販売概況を発表

 日本チェーンストア協会は、イトーヨーカ堂、イオン、イズミヤ、ライフなど、主要な大手スーパーを含む会員企業数56社、店舗数9,7505店舗で構成される。この協会が毎月集計している販売統計、販売概況の2017度7月度の数値が公表された。

 総販売総額は、1兆1,043億円と前年同月比で横ばい。部門別概況では、食料品7,116億円、衣料品975億円、住関品2,247億円、サービス30億円、その他673億円となっている。前年同月比では、100%前後の横ばいとなっているが、前月比では、食料品は惣菜等を中心に微増となっており、衣料品では、夏物などの婦人衣料を中心に良いのびを示している。また、住関品では、同じく夏物家電製品中心に、特徴的な伸びを示している。

■食料品など鈍い売れ行き、反面、夏物を中心に堅調な伸び

 全体として、鈍い動きとなった要因は、内閣府発表の6月消費動向調査にも見られる。その調査によると、消費者態度指数が前月比0.3ポイント低下の43.3ポイントで2カ月ぶりに前月を下回っている。

 また、販売高として割合が大きい食料品の鈍さも影響している。これは、農産品の相場安による不振と、寄生虫「アニサキス」報道で水産品の売上に影響は出ていることが大きい。ただ、夏物の堅調さが大きく、婦人衣料、家電製品が、それぞれ前月比(店舗調整後)で134%、165%という大きな伸びを示し、全体の底上げを行った感が見られる。

■早くも夏の終わる気配、鬼門の8月の売れ行きに期待

 通例、8月は、小売にとっては鬼門とされているが、8月下旬になって、猛暑が来ると言われたのがウソのような気温になっており、行楽、観光などの面で伸びが期待できるかも知れないが、反面、夏物の需要が伸び悩む可能性がある。このように予想しづらい状況となっているものの、消費動向は、経済の指標、人々の財布を示す顕著な指標である。今後の動向を注視していきたい。(煎茶濃いめ)

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