欅坂46が進むアーティストへの道

2017年8月1日 21:56

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 欅坂46のファーストアルバム『真っ白なものは汚したくなる』が売れている。

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 人気アイドルの場合、握手券や特典イベントの付く初週の売り上げが勝負で、2週目以降はかなり落ちるのが当たり前なのだが、このアルバムは、2週目に入っても2.8万枚を売り上げており、乃木坂46『生まれてから初めてみた夢』の2.3万枚、AKB48『サムネイル』の0.9万枚を大きく引き離している。

 この数字は、楽曲そのものが評価されているからこそのものであり、同じアイドルといいながら、よりアーティスト色の強い姿勢が評価されているものと見ていいだろう。

 実際、先日行われた「欅共和国」というライブイベントでのパフォーマンスは、これまでの「秋元アイドル」の概念を覆したという声も聞こえるほど内容の濃いもので、ファンはもちろん、メンバーもブログなどでそのときの充実感について触れている。

 カリスマ性のある平手友梨奈を中心に、ダンスの上手い鈴本美愉、齋藤冬優花、石森虹花、佐藤詩織らが脇を固め、歌唱力のある小林由依や菅井友香がフォローしあうというチームワークのよさは、ライブパフォーマンスをグングン伸ばしている。テレビ番組でしか彼女たちを見たことのないものと、ライブでパフォーマンスを見たものでは、かなりイメージが違ってくるだろうと思われる。

 同じ姉妹グループでも乃木坂はAKBの公式ライバルという立ち位置からのスタートであるがゆえに、アイドルとしての評価を重視され、以前、白石麻衣が「アーティストを目指したい」とインタビューに答えたところ、身内であるファンからバッシングを浴びたことがある。

 また、歌唱力が高いメンバー、ダンススキルのあるメンバーへの評価は過剰に低く、ライブの完成度はアンダーライブのほうが高いというねじれ現象に苦しんでいる一方で、女優、モデルなどの個人の仕事に関しては、充実してきている印象が強い。

 欅坂は、ドラマでの失敗(はっきりそう言っていいだろう)が響き、女優としての評価は未知数のまま、パフォーマンス集団としての評価が先行しているため、しばらくはこの形で差別化をはかるのかもしれない。

 そんな中、新曲『月曜日の朝スカートを切られた』の歌詞が、性犯罪を肯定するもの、あるいは被害者を傷つけるものとして、一部の団体からやり玉に挙げられている。

 歌詞を全部読み、さらにこの曲がデビュー曲の『サイレントマジョリティー』への序章となる演出を考えれば、的外れなバッシングであることもわかるはずだが、こういう論争の元になりそうな歌詞を選択したのも、秋元氏が彼女たちを、これまでのようなアイドルの枠にこだわらずに攻めていく姿勢の表れだと思われる。

 今後、彼女たちがどのように成長していくのか、非常に興味深いところである。(潜水亭沈没)

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