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「欅坂、ちょっと好きでね」で改めてわかった内村光良の好感度
それは、5月7日、日テレで放映された『世界の果てまでいってQ』の番組内での一コマ。MCの内村光良が、トーク中に欅坂46の『不協和音』のダンスのふりを軽くやり、続けて「最近、欅坂ちょっと好きでね」と発言したというだけの話。
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ところが、その瞬間、ネット上には「ウッチャン、欅推し宣言きたぁ!!」という発言が、どんどん拡散し、欅坂のまとめサイトはもちろん、その他の芸能サイトでも、そのニュースが取り上げられるという騒ぎに発展した。
今、勢いのあるアイドルである以上、彼女たちを話題するMC級の芸人は珍しくはないし、内村はかつて自分の番組(日テレ系『ウッちゃんナンチャンのウリナリ』)の中で「モーニング息子。」というユニットコントをしたり、音楽番組でperfume好きを公言したりもしており、アイドル嫌いというわけでもないのだが、ここまで盛り上がったのは、ちょっと異常事態と言える。
おそらく、欅坂のメンバーは内村を知らないことはないにせよ、親しみのある芸人さんというよりは、大御所のイメージだろうし、若いファンにとってもそうだろう。しかしながら、ここで浮かび上がってくるのは、大御所と言われる芸人の中でも、内村の好感度の高さが異常なほど目立つということだ。
とんねるずやダウンタウンと並んで、お笑い第三世代と呼ばれたウンナンだが、彼らに対する悪評というのはほとんど聞こえてこない。
社交的でムードメーカーで、新しいものに貪欲に挑戦していく南原清隆と、ストイックにコントを極め、若手中堅の人望を集めつつも、自らもいまだに身体を張って最前線での笑いを求め続ける内村光良のコンビは、どちらも他人を傷つけたり、小馬鹿にして笑いを取ることをせず、ひたすら面白さを追求する姿勢が若年層からも受け入れられている。
また、番組でAKBなどのメンバーと共演することはあっても、紳士的で適切な距離を置き、それでいて大事に転がしてくれるので、ファンにとっても安心安全な存在なのだろう。
そして、『イッテQ』の3日後から始まった、内村作・出演の舞台「東京2/3」では、あの欅坂の激しいダンスを、52歳の彼がガチで踊り切っていたのだから、これはもう頭を下げるしかない。もし、このまま内村が「カタカナケヤキ」(欅坂に関わりのあるオジサンたちのグループ)に入ってしまったら、欅坂46は天下を取ってしまうかもしれない。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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