「ポスト木村沙織」黒後愛が公式戦デビュー、バレー全日本男女選抜

2017年5月9日 08:57

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2日から大阪市で行なわれた第66回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会で、東レの黒後愛(くろごあい)が公式戦にデビューした。18歳の黒後は4月に入社したばかりだが、早くもポスト木村沙織との呼び声の高い日本のホープである。所属する東レアローズは3位に終わったものの、黒後は全試合にスタメンで出場した。

 4日のグループ予選日立戦では、大接戦となった第4セットでブロックをも弾き飛ばすようなスパイクが強烈な印象を与えた。スパイクだけでなくサーブレシーブもこなすサイドアタッカーの即戦力として起用されているのも頷ける存在感があった。ポスト木村沙織と言われるにふさわしいデビューを飾った黒後の全日本での活躍が待ち遠しい。本人も、木村のような「自分が日本をオリンピックに連れて行く」と言う気持ちの伝わるプレイの出来る選手を目指したいと語っている。

 黒後は父も母も姉もバレーを経験しているバレーボール一家で育った。そして木村と同じ名門・下北沢成徳高校で1年生からレギュラーとして活躍。3年生だった今年1月の春高バレーではキャプテンでエースとして活躍、連覇を果たし2年連続の大会MVPにも輝いた。既に3月には全日本に選出されたこともある逸材である。

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