サクラを見る会で首相、多様な働き方改革へ意欲

2017年4月16日 22:31

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記事提供元:エコノミックニュース

 安倍晋三総理は15日、新宿御苑で催した「桜を見る会」のあいさつで、賃上げと働き方改革に触れ、賃上げでは「今日の日経新聞に賃上げ状況が出ておりましたが、4年連続2パーセントを超える賃上げを実現することができました。今年の特徴はサービス業が上がったこと」と語った。また働き方改革では「私たちの呼び掛けに応じてくれる会社がだんだん出てきました」とアピールした。

 安倍総理は賃上げについて「我々が政権をスタートした当初、最初に私たちの呼び掛けで賃上げに応じてくれた会社は本当にひとひらだった。国会で、賃上げに応じてくれた会社がありますよという演説をしたら、野党席から、たった1社じゃないか、こんな野次がありました。でも、そんな気持ちでは決して大きな波を起こすことはできないわけでありまして、それからほぼ中小企業も含めて今世紀に入って最も高い水準の賃上げを実現することができました」と継続し呼びかけてきた結果、ひとひらが、広がってきたと強調した。

 また働き方改革について「働き方改革もそうなのだろうと思います。私たちの呼び掛けに応じてくれる会社がだんだん出てきました。それは大きなうねりとなって、日本人の働き方が変わっていきます。みんながそのライフスタイルに応じて働き方を選べる時代がいよいよやってくる」と改めて多様な働き方へ意欲を示した。(編集担当:森高龍二)

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