【プロ野球】中日、12球団唯一の勝ち星なし 引き分けを挟み5連敗

2017年4月7日 15:43

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中日、12球団唯一の勝ち星なし 引き分けを挟み5連敗 ©123RF.COM

中日、12球団唯一の勝ち星なし 引き分けを挟み5連敗 ©123RF.COM[写真拡大]

 プロ野球・中日ドラゴンズは6日、広島カープを迎えた今季初のナゴヤドーム3連戦を終えた。試合は9回2死からゲレーロとビジエドの連続適時打で追いつき、連夜の延長戦に持ち込んだものの、延長11回に力尽き3-5で敗戦。

 これでナゴヤドーム開幕シリーズも2敗1分けと負け越し。引き分けを挟んで開幕5連敗となった。開幕から5連敗は1980年の開幕6連敗に次ぐ球団2番目の記録。

■試合経過

 先発は中日がバルデス、広島は大瀬良大地。試合が動いたのは4回で、広島がバルデスを捕え、鈴木誠也とエルドレッドの適時打で3点を奪う。

 対する中日は6回までチャンスは作るものの0点に抑えられていたものの、7回に2番手の今村猛から大島洋平が本塁打を放ち1点を返す。9回にはクローザーの中﨑翔太から大島が2塁打を放つと、ゲレーロとビジエドの連続適時打で3-3の同点に追いついて、延長戦に持ち込んだ。

 延長10回は5番手の岩瀬仁紀が3者凡退に抑え、11回も6番手の三ツ間卓也が1死を取ったものの、打者1人で岡田俊哉に継投。しかし1番・田中広輔、2番・菊池涼介、3番丸佳浩に3連打を打たれ、1死も取れずに交代。

 7番手の祖父江大輔が4番・新井貴浩に犠飛を打たれて2点を取られ、3-5で敗戦した。

●15安打で3点しか取れない打線、崩壊した中継ぎ

 勝利した広島は9安打で5得点。中日はそれよりも多い15安打を放った。塁上は賑わすものの、あと一本が出ず本塁が遠い展開が続き、終わってみれば得点は3点。

 中日・森繁和監督も「同じことになってしまっているね。塁上は賑わせているんだから、あと一本が出ればね。タラレバになってしまうから、タラとレバーは俺は食べないよ」とジョークで返すしかないといった感じだ。

 打線は安打を放ち塁上を賑わせているが、あと一本が出ない。投手陣も、中継ぎとクローザーが試合を壊す場面が目立っている。

 森監督は「明日がある。我慢しよう」とつぶやき、会見は打ち切られたが、暗闇から抜け出すのはいつになるのか。(記事:夏目玲奈・記事一覧を見る

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