日立超LSI、自動車向け機能安全規格「ISO 26262」の自己適合宣言

2016年9月29日 23:46

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 日立超LSIシステムズは29日、自動車向け機能安全の国際規格「ISO 26262」に対し、同社の開発プロセスと関連ガイドラインについて自己適合宣言を行った。

 今回の自己適合宣言は、同社のソフトウェア開発プロセスと関連ガイドラインについて行うもので、JIS Q 17050-1:2005(ISO/IEC 17050-1:2004)「適合性評価-供給者適合宣言」に基づき、自動車向け機能安全の国際規格である「ISO 26262:2011」の「ISO 26262-2 自動車-機能安全-第2部 機能安全の管理」、「ISO 26262-6 自動車-機能安全-第6部 ソフトウェアレベルにおける製品開発」、「ISO 26262-8 自動車-機能安全-第8部 支援プロセスを対象にするもの」を対象にするもの。

 近年、自動車の電動化や機能の高度化による車載組込みソフトウェアの大規模・複雑化が進展する一方で、安全設計や信頼性検証に対応した車載制御ソフトウェアの安全性能実現への要求が高まっている。同社では、これまで、ISO 9001などの認証を通じ、組込みソフトウェアの設計・開発における品質管理に取り組んできた。今回、これらの開発プロセスの見直しとガイドラインを整備し、各プロセス範囲に対する評価を実施した結果、同社の開発プロセスが「ISO 26262」規格の要求に則っていることを確認した。

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