鹿島、ベトナムで不動産開発の合弁設立

2016年9月23日 14:08

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 鹿島は23日、ベトナムのデベロッパーIndochina Capital社と開発合弁会社「Indochina Kajima Development社」を設立することで合意したと発表した。合弁会社を通じて、不動産市場の拡大が予想されるベトナムで不動産開発事業を展開していくという。

 鹿島によると、合弁相手のIndochina Capital社はハノイ、ホーチミンやダナンで豊富な開発実績を持つ。今後、合弁会社を事業基盤として、ホテル、サービスアパートメント、住宅、オフィスなどの開発を中心に、積極的な事業展開を図るという。

 今回の合弁設立に先立ち、アジア統括現地法人カジマ・オーバーシーズ・アジア(KOA)は、ベトナムの不動産開発や運営ノウハウを獲得するため、Indochina Capital社の開発物件である、複合施設「リバーサイドタワー・コマーシャルセンター」(13階建て、オフィス10フロア、商業施設3フロア)を取得した。

 鹿島は、ベトナムで1994年のガーデンプラザホテル新築工事(ホーチミン)以来、建築事業中心に事業展開してきたが、今後は建築・開発の両事業を幅広く推進していくとしている。

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