5月粗鋼生産884万トン、前月比4.0%増、前年同月比0.9%減

2016年6月21日 21:10

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 日本鉄鋼連盟は21日、5月の鉄鋼生産概況を発表、粗鋼生産は884万トンで前月と比べて4.0%増加したものの、前年同月比では0.9%の減少となった。粗鋼生産が前年同月比でマイナスとなったのは2カ月振り。5月の1日当たり粗鋼生産は28万5,200トンで、4月と比べて0.7%増だった。

 銑鉄生産は684万5,000トンと前月に比べ5.0%の増加、前年同月比では1.0%と2カ月連続の増加となった。

 炉別生産をみると、転炉鋼が681万3,000トンと前月比3.4%増、前年同月比0.6%増、電炉鋼が202万9,000トンと同6.0%増、同5.6%減となり、前年同月比でみると転炉鋼は2カ月連続の増加、電炉鋼は18カ月連続の減少となった。

 鋼種別生産では、普通鋼が686万8,000トンと前月比3.8%増、前年同月比2.6%減、特殊鋼が197万3,000トンと同4.9%増、同5.5%増となり、前年同月比では普通鋼は2カ月振りの減少、特殊鋼は3カ月振りの増加となった。

 普通鋼熱間圧延鋼材の生産は619万7,000トンと前月に比べ4.1%増、前年同月比では2.0%減と2カ月振りの減少となった。

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