デンソーとドコモ、高度運転支援と自動運転の研究開発協力に合意

2016年2月22日 22:54

印刷

LTEおよび5Gを活用した車両通信のイメージ(写真:デンソー発表資料より)

LTEおよび5Gを活用した車両通信のイメージ(写真:デンソー発表資料より)[写真拡大]

 デンソーとNTTドコモは22日、高度運転支援および自動運転技術の実現に向けた研究開発を協力して進めることに合意したと発表した。

 デンソーは自動車と信号機などのインフラや自動車同士をつなげる車両通信技術の開発、通信を利用した車両制御技術の評価・実験や車載器の開発などを行っている。一方、ドコモは自動車と歩行者を含むあらゆるものをつなげる通信にLTEや5Gを応用する車両通信の研究開発を行っている。そのため、車両通信にLTEや5Gを利用することで、より高品質かつ高速な通信が可能になることが期待できるという。

 今回の合意でデンソーの車両制御技術と、ドコモの車両通信を組み合わせ、LTEや5Gを利用した車両制御技術の高度運転支援や自動運転技術への活用を両社はめざす。具体的には、高速道路での合流や、見通しの悪い都市部の交差点などでの活用を想定し、シミュレータを用いた評価や、車両を利用した実験を検討している。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

関連記事