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10-12月の実質GDPは年率1.4%減―2期ぶりマイナス 個人消費が落ち込み
四半期の国内総生産(GDP、前期比、季節調整済み)の推移を示すグラフ。内閣府の国民経済計算(GDP統計)をもとに編集部で作成。[写真拡大]
内閣府が15日発表した10-12月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質で前期比0.4%減、年率換算では1.4%減だった。マイナスとなるのは4-6月期以来、2四半期ぶり。企業の設備投資は伸びたが、個人消費や民間住宅投資が落ち込んだ。
GDPの国内、国外の需要別押し上げ要因をみると、個人消費や企業の設備投資など、国内の需要を示す内需はマイナス0.5%、輸出から輸入を差し引いた外需はプラス0.1%だった。
需要項目別の前期比(季節調整値)では、個人消費を示す民間最終消費支出は0.8%減で2四半期ぶりに減少した。民間住宅は同1.2%減で14年10-12月期以来、4四半期ぶりにマイナスとなった。
これに対して民間企業の設備投資を示す民間企業設備は、同1.4%増と2四半期連続で増加した。民間企業の在庫の増加を示す民間在庫品増加の寄与度は同0.1%のマイナスで、2四半期連続でマイナスとなった。
医療保険や教育、警察などの公共サービスを国や地方公共団体が提供するために必要な支出を示す政府最終消費は0.5%増だった。公共投資を示す公的資本形成は同2.7%減と、2四半期連続でマイナスとなった。
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