平塚製菓、「東京産カカオ」を原料にしたチョコ製品化へ

2016年2月11日 12:59

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母島で採れたカカオポッド(平塚製菓の発表資料より)

母島で採れたカカオポッド(平塚製菓の発表資料より)[写真拡大]

チョコレートを手がける平塚製菓は9日、東京都小笠原村の母島で約500本のカカオ栽培に成功し、この「東京産カカオ」を原料にしたチョコレートの製品化を2018年をめどに行うと発表した。

 カカオは赤道をはさんだ南北緯20度以内が生育環境とされ、カカオ農園のほとんどはアフリカや中南米に位置する。同社は、そのカカオを日本で栽培しようと、北緯26度に位置する小笠原村の母島で「東京カカオプロジェクト」を2003年に立ち上げ、13年かけて地元農家と共に栽培手法の改良を続けてきたという。

 今回、約500本のカカオ栽培に成功したことにより、それを原料としたチョコレートの生産が可能になった。同社では2年間をかけて商品化の体制作りを行い、2018年に「東京産カカオによるチョコレート製品」を販売するという。(記事:町田光・記事一覧を見る

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