トヨタ、中国・天津に新ライン建設―18年から新型車の生産開始

2015年8月4日 18:36

印刷

 トヨタ自動車は4日、中国第一汽集団公司(一汽集団)との生産合弁会社である天津一汽トヨタ自動車有限会社(Tianjin FAW Toyota Motor Co., Ltd. TFTM)に新ラインを建設し、2018年年央から新型車の生産を開始すると発表した。

 新ラインは、天津市経済技術開発区に建設し、生産能力は年間10万台、投資額は約590億円を予定している。一方、既存老朽ラインでの生産を2017年末までに打ち切る予定で、TFTM全体の生産能力台数は、現状並みとなる予定。

 また、TFTMは、既存ラインの一部工程の見直しや自働化を推進し、新ラインでは、車種や量の変更に柔軟に対応できる伸縮自在ラインを導入し、競争力のある工場を目指す。さらに、TNGA(Toyota New Global Architecture)を前提とした新しい工場として、TFTM全体の生産性を向上させ、生産体制を強化していく方針。

関連記事