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サントリー、お酒のまろやかさについて宇宙実験へ
サントリーは30日、国際宇宙ステーション・「きぼう」の日本実験棟で「微小重力環境を利用したお酒のまろやかさの形成」に関する研究を開始すると発表した。微小重力環境によってもたらされる無対流状態が、お酒のまろやかさに与える効果が検証される。
JAXA種子島宇宙センターで8月16日に打ち上げが予定されている宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)に、同社で製造されたお酒類が搭載される。「きぼう」の日本実験棟で、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の協力のもと実験が行われる。
ビールなどの一部を除いて、多くのお酒は長期熟成によって、まろやかな香味を形成することが広く知られている。そのメカニズムについては、さまざまな科学的アプローチが行われているものの、その全容は解明されていない。
これまでの研究で、液体の対流を抑制した環境ではお酒の分子構造の高次化が促進されてまろやかさが形成される可能性が示唆され、今回の実験につながった。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
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