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KADOKAWA・DWANGO、通信制高校「ネットの高校」を設立へ
「不登校生数と人口推移」のグラフ(上)と設立する高校でのITを活用した教育のイメージ(下)(写真:KADOKAWA・DWANGO発表資料より)[写真拡大]
KADOKAWA・DWANGOは9日、同社が手がける新たな教育事業として高等学校設立に向けた準備を開始したと発表した。
同社がこれまで提供していた「エンターテインメント性」「IT技術」を活用し、デジタルネイティブ時代の子供たちに向けてインターネット時代にふさわしい、ITをフル活用した教育が提供できる「ネットの新しい高校」設立を目指す。
これまで、沖縄県で単位制による通信制(広域)の高等学校の「学校設置等に係る計画書」を3月に提出(審査中)している。今後は2016年初春に双方向学習WEBサービスをリリースし、2016年春に「ネットの高校」の開校を目指す。
「ネットの高校」では、早期に社会性を身に着ける活動として、全国の地方自治体と連携してさまざまな職種での職業体験を実施。職業体験を通じて社会でのリアルなつながりを構築するほか、若手の人材が不足という地方とのマッチングを図っていきたいと同社は考えている。
また、社会で即戦力となる授業の展開も考えている。そのためにIT教育(プログラミング、リテラシー)や、有名ライトノベル作家、ゲームクリエイター、デザイナー、経営者など、各業界で活躍するプロによる教育事業を手がけるバンタンと共同で課外授業を展開する。
この背景には、日本の教育現場で、人口は少なくなっているにもかかわらず不登校の生徒数は高止まりし続けていることや、求められている仕事や人材にも変化が訪れているが、教育システムや教育方針自体は高度成長期から変わっていないことがある。そこで、これからの未来を担う生徒が、より自由に、やりたいことを見つけ、得意分野を伸ばせる環境をつくりたいと同社は考え、今回の学校設立に至っている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
■KADOKAWA・DWANGO教育事業のプロモーション映像
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