自民への「嫌な感じ」が民主への忌避感上回れば政権再交代あり得る―石破氏

2015年7月6日 12:05

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記事提供元:エコノミックニュース

 石破茂地方創生担当大臣は3日のブログで、自民党若手議員の勉強会での政府の安保法案に批判的なマスコミ懲らしめ発言や沖縄2紙への発言に対する世論の怖さを隠せないさまを「国民が自民党に対して持つ『なんとなく嫌な感じ』が、民主党に対する『忌避感』を万が一にも上回るようなことがあれば、政権再交代もまったくありえないことではないでしょう」と綴った。

 石破大臣は「政策レベルや政権担当能力さえ高ければよい、というものでは決してないことを我々はあの野党時代に学んだはずであり、あの3年半は『思い出したくもないが、忘れたら自民党は再び国民の支持を失う』ものであったことを、もう一度肝に銘じなくてはなりません」と党議員に緊張感を持つよう提起している。

 また「なんとなく嫌な感じについて閣僚が言及するのは決してプラスではない、という考えもあるようですが、現実を直視せずに糊塗するようなことがあれば、よほど自民党のためになりません」と、あえて、言及しなければならないほどの危機感を持っており、持つべきと発信しているようにうかがえる内容になっている。(編集担当:森高龍二)

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