下値は5日線、上値はSQ値の狭いレンジか/日経225・本日の想定レンジ

2015年6月15日 07:47

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記事提供元:フィスコ


*07:51JST 下値は5日線、上値はSQ値の狭いレンジか
[本日の想定レンジ]
 12日のNY市場は下落。ギリシャと国際債権団との協議がこう着し、支援合意に達しないとの懸念が高まった。6月ミシガン大学景況感指数は予想を上振れたものの、相場への影響は限定的であった。ダウ平均は140.53ドル安の17898.84、ナスダックは31.41ポイント安の5051.10。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の20325円。

 シカゴ先物にさや寄せする格好から、売り優勢の相場展開になろう。また、14日にブリュッセルで行われたギリシャと債権者の大詰めの交渉はわずか45分で終了したと報じられており、ギリシャ情勢が重石になりやすい。また、今週は16、17日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるほか、18、19日には日銀が政策委員会・金融政策決定会合を開く。これらを見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすく、全体としてはこう着感の強い相場展開を余儀なくされそうだ。

 日経平均はボリンジャーバンドの+1σと中心値(25日)とのレンジ内(20210-20538円)での推移が続きそうである。もっとも、下値は5日線が位置する20278円辺り、上値はSQ値となる20473円辺りと、より狭いレンジでの攻防といったところか。20270-20470円のレンジを想定する。

[予想レンジ]

上限 20470円−下限 20270円《TM》

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