NY原油先物週間見通し:やや弱含みを予想、中東の原油増産観測で

2015年6月15日 07:46

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記事提供元:フィスコ


*07:50JST NY原油先物週間見通し:やや弱含みを予想、中東の原油増産観測で

■NY原油先物
安値:57.86ドル
高値:61.82ドル
終値:59.96ドル
前週末比(騰落率):1.40%

■上昇、米国の原油在庫の減少で

NY原油先物は上昇した。米エネルギー情報局(EIA)発表の米国の原油在庫が大幅に減少したことで上昇した。しかし、石油輸出国機構(OPEC)による供給が高水準を維持していること、6月末のイランに対する経済封鎖の解除を受けた原油生産増加の可能性から原油供給過剰観測が強まっていることで上値は限定的だった。


■やや弱含みを予想、中東の原油増産観測で

想定レンジ:57.00~62.00ドル

NY原油先物はやや弱含みに推移すると予想する。サウジアラビアの国営石油会社が原油増産スタンスを打ち出していること、6月末のイランに対する経済封鎖の解除を受けて、原油生産が大幅に増加する可能性が高まっていることで、原油供給過剰観測が高まることで弱含みに推移する見通し。《TN》

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