イオン、完全養殖の本マグロを「トップバリュ」ブランドで販売

2015年6月5日 14:01

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イオンが発売する完全養殖の本まぐろ「トップバリュ グリーンアイ 奄美うまれ生本まぐろ」。左が「赤身」、右が「大トロ」(写真:イオンの発表資料より)

イオンが発売する完全養殖の本まぐろ「トップバリュ グリーンアイ 奄美うまれ生本まぐろ」。左が「赤身」、右が「大トロ」(写真:イオンの発表資料より)[写真拡大]

 イオンは4日、完全養殖の本まぐろを商品名「トップバリュ グリーンアイ 奄美うまれ生本まぐろ」として5日に発売すると発表した。

 完全養殖の本まぐろの販売は、国内プライベートブランド商品では初となる。養殖の本まぐろを、水温が年間を通じて安定している奄美大島の養殖場で3年以上育て、「おいしさ」と「鮮度」が一番になるように水揚げ後、約2分で血抜きが行われ、店舗まで「生」で運ぶことで、本まぐろのおいしさをそのまま届ける。

 味は、天然本まぐろと比較し、中トロは酸味が少なく、さっぱりしながらも、とろけるような食感、また赤身部分はバチマグロやキハダマグロと比較し脂分が多く、トロのようなおいしさがあるという。

 安全・安心面では、エサは化学飼料を使わずに人間が食べる基準で魚が選定されている。また、そのエサとなる魚は、加工品で使った後の残さや規格外も使用し、資源の有効活用も図られている。そのほか、年1回、海底の生物の有無など養殖場周辺の生態系への影響を考えて水質検査を実施するなど、海の自然環境にも配慮されている。

 価格は、大トロが1,922円~2,138円/100g。中トロが1,382~1,922円。赤身が861円~1,274円(税込・100gあたり)。販売期間は、本年度は5日から2カ月間程度の予定(販売状況によって変更の可能性がある)。販売数量は、3,500尾(イオングループ年間合計)。

 販売店舗数は、全国の総合スーパー「イオン」(沖縄は除く)、「ダイエー」、食品スーパー「マックスバリュ」など約2.000店舗(店舗により品ぞろえが異なる)。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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