代官山に行列ができる“アイスバー・ショップ”を併設した“美・食・健康”連動ショップがオープン

2015年5月2日 15:32

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記事提供元:エコノミックニュース

店内に入るとお馴染みの色鮮やかなアイスバーケースが目に入る(写真上)。「si・empre Cafe & Market」で提供するセットメニュー。

店内に入るとお馴染みの色鮮やかなアイスバーケースが目に入る(写真上)。「si・empre Cafe & Market」で提供するセットメニュー。[写真拡大]

 「PALETAS(パレタス)」と呼ばれるアイスバー専門店、その名もfrozen fruit bar PALETAS(フローズン・フルーツバー・パレタス)。着色料を使わずにフルーツをふんだんに使うヘルシーな氷菓の店だ。注目を浴びているパレタスは、2013年夏にオープンした鎌倉店を皮切りに、2014年4月吉祥寺店、そして7月に横浜「CIAL桜木町店」、そして今年4月3日には初めてカフェスペースを併設した「六本木ミッドタウン店」オープンさせ、に次いで4月29日に5店舗目となる「代官山店」がオープンした。

 しかも今回の代官山出店は、「PALETAS」の運営母体であるロート製薬と東急不動産が4月初旬に締結した包括的業務提携の第一弾として位置づけられた事業の一環で、新しいスタイルの実験的なショップである。東急不動産が東京・代官山で運営する商業施設である「TENOHA DAIKANYAMA(テノハ代官山)」内の“美・食・健康”を意識した新業態「si・empre Cafe & Market(シーエンプレ・カフェ&マーケット)」の一角を「PALETAS」が担う。

 「si・empre Cafe & Market」に入ると入口正面に設置されたお馴染みのアイスバーケースが目に入る。既存4店舗と同じく、季節に応じて選び抜いた約20種のアイスバーをラインアップする。ベースは果汁、ジェラート、ヨーグルトなどで、なかにはアルコール入りの「サングリア」など大人のアイスバーもある。フルーツをそのまま楽しむような新感覚の“フローズンフルーツバー”は、すでに定評ある人気商品だ。

 ちょっと小さかったり、傷がついていたりと、些細な理由から規格外になったフルーツや野菜でも、味にはまったく問題はないとの考えから、素材を存分に生かすために発案したスタイルだ。フルーツや野菜が本来持っている素材由来の甘味や酸味、香りなどを再現する特殊な製法で、丁寧に手作りしている。

 また、「si・empre Cafe & Market」ではアイスバーのほかに、PALETASのフードメニューをベースにしたメニューを、東急グループのフィットネスクラブ「オアシス」の管理栄養士が監修した“美・食・健康”につながるメニューとしてベイクドベジタブルバーやスムージーなどを提供するカフェだ。店内にはメニューに使われる野菜やくだものを販売するパリの朝市“マルシェ”を思わせるマーケットスペースが設けられている。

 同商業施設にある東急スポーツオアシスが運営するフィットネスクラブの最上位ブランドで女性専用クラブ「OASIS RAFEEL(ラフィール)代官山」とも連携する。フードメニューのQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、フードに合わせたエクササイズの動画が閲覧出来る。なお、カフェスペースでは今後、ラフィール代官山と連携して“食と美容・健康”を意識したイベントやワークショップを実施するという。(編集担当:吉田恒)

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