【業績でみる株価】メドピアは今期売上51%伸長、来期は利益が大幅伸長へ、株価は高値圏

2015年4月18日 16:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 メドピア <6095> (東マ)は、医師向けソーシャルサービス「MedPeer」を運営している。医師にとっては利用しやすく、症例相談や研修病院評価などの情報が役立っている。主な収益源となっている製薬会社からの広告収入が増加傾向にあり、加えて最近では人材紹介会社への医師求職情報も好調だ。

 2015年9月期の業績は売上高14億5000万円(前期比51.3%増)、営業利益3億円(同13.6%増)、経常利益3億円(同22.4%増)、当期純利益1億7000万円(同13.3%増)を見込む。

 ただ、売上高が5割以上増加するのに対して営業利益は1割強の増益にとどまる。人員増加や本社移転による経費の増加が影響するものである。負担が一巡すれば、次は、高い増益率が期待される。

 株投資の基準として、増益率は大切だが、景気が拡大している局面では高い増収率にも注目すべきだろう。合理化策だけに頼っていては利益の成長に限りがある。売上高が大きく伸びている点は評価される。

 株価は昨年6月上場時の始値1850円に対し同9月には2020円と買われた。週末17日の終値2003円は今期の予想1株当利益20円強でPERは約100倍となる。サービス業全体のPER24.8倍、マザーズ(サービス業のみ)のPER57.4倍に対しても買われすぎの感がある。

 2016年9月期は今期予想比で45%増収、73%の営業・経常増益が見込めるという。今度は増収率より増益率の方が高くなる見通し。売上高さえ増加すれば利益は付いてくる。という観点に立てば、PER100倍は決して割高ではないというマーケット評価といえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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