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欧米為替見通し:イエレンFRB議長、忍耐強くブレーキか
記事提供元:フィスコ
*17:09JST 欧米為替見通し:イエレンFRB議長、忍耐強くブレーキか
本日7日の欧米市場のドル・円は、イエレンFRB議長が「イエレン・ダッシュボード」で注視している米国2月の求人労働異動調査(JOLT)に警戒する展開となる。
米国の1-3月期の非農業部門雇用者数の平均は+19.7万人となり、米国連邦準備理事会(FRB)が「労働市場の正常化」と判断している+20万人以上の持続的な雇用を割込んだ。
「忍耐強く」という束縛を解いた3月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、「労働市場の一段の改善と、インフレが中期的な目標である2%まで上昇するとの理にかなった自信が生まれたときに利上げに転じる」と表明している。
昨日発表された19の雇用関連指標で構成される米国3月の労働市場情勢指数(LMCI)」は、-0.3となり、2012年以来のマイナスに落ち込んだ。本日発表される米国2月の求人労働異動調査(JOLT)では、イエレンFRB議長が「イエレン・ダッシュボード」注視している9つの雇用関連指標の内、4つが発表される。
もし、雇用情勢の低迷を示唆する数字だった場合、イエレンFRB議長が注視している「イエレン・ダッシュボード」で、ブレーキランプが点灯することになる。
【今日の欧米市場の予定】
17:00 ユーロ圏・3月総合PMI改定値(予想:54.1)
17:00 ユーロ圏・3月サービス業PMI改定値(予想:54.3)
18:00 ユーロ圏・2月生産者物価指数(前年比予想:-2.9%、1月:-3.4%)
23:00 米・2月JOLT求人件数(予想:500.3万件、1月:499.8万件)
04:00 米・2月消費者信用残高(予想:126.5億ドル、1月:115.62億ドル)《KO》
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