トヨタ、「もっといいクルマづくり」に向けた取り組み状況を発表

2015年3月27日 10:58

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 トヨタは26日、「もっといいクルマづくり」に向けた取り組みを進めていることを発表した。

 取り組みの中核は「Toyota New Global Architecture」(以下、TNGA)に基づく商品開発と競争力のある工場づくり、それらを支える「人材育成の強化」。年内にもTNGAを導入した新型車の市場投入をする。

 発表した具体的な「TNGA」の取り組み内容は、エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させることで、パワートレーンシステム全体(エンジン・トランスミッション)で、燃費の約25%、動力性能の約15%以上を向上させたことだ。ハイブリッドシステム(エンジンを含むシステム全体)では、燃費の15%以上向上を見込む。

 「新プラットフォーム」として、アンダーボディやサスペンションを刷新・新開発するとともに、パワートレーンユニットを低重心・低配置化することで、クラストップレベルの低重心高を実現。「かっこいいデザイン」「気持ち良いハンドリング」「質感の高い乗り心地」「安全・安心を届ける衝突安全性能」などに貢献する。骨格構造の見直しなどにより、ボディ剛性の向上(従来比30~65%向上)を図るとともに、ボディ接合にレーザー溶接技術を採用することなどでボディ剛性をさらに高めていく。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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