運用20年間の古い防衛気象衛星が爆発、新たな宇宙ゴミが発生

2015年3月3日 16:05

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 米空軍宇宙軍団(AFSPC)によると、2月3日、1995年に打ち上げられた防衛気象衛星「DMSP-F13」が爆発し、43個の宇宙ゴミ(スペースデブリ)が発生したとのこと。この人工衛星は運用中の衛星のうち最も古かったという(Space NewsSlashdot)。

 DMSP-F13の電源サブシステムの温度が急上昇し、続いて姿勢制御が回復不能に陥ったため、DMSPオペレーターが「衛星を安全に回収」しようと決断した矢先、統合宇宙運用センターによって、衛星のあった辺りに破片の散らばりが確認されたとのこと。米空軍によれば、今後も飛び散った破片の追跡を継続するとともに、衝突警告を発していくとのこと。

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