セコム、「ウォークスルー顔認証システム」を販売開始

2014年12月26日 23:46

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「ウォークスルー顔認証システム」の運用イメージ(セコムの発表資料より)

「ウォークスルー顔認証システム」の運用イメージ(セコムの発表資料より)[写真拡大]

 セコムは26日、防犯カメラで撮影された画像を用いて、自然に歩いている人物の認証を可能とした「ウォークスルー顔認証システム」の販売を開始したと発表した。

 「ウォークスルー顔認証システム」は、独自の高度な画像処理技術や立体顔画像構成技術を駆使した認証システム。従来の顔認証システムでは、使用する防犯カメラに正対、静止することが必須だった。しかし今回のシステムでは、認証のために一時停止することなく、歩いている人物を認証することが可能だという。

 また、このシステムはカメラ画像を通行記録として保存することができるため、万一の際にも、記録画像から不審者や不審行動を過去に遡って確認することもできるという。

 さらに、出入管理システムなどのセキュリティシステムと組み合わせることで、通行者の認証だけでなく、「誰が・いつ・どこに入室または退室したか」の記録や管理まで行うことができる。

 第1号の契約先として、沖縄県・宜野座村が運営するITオペレーションパーク内にあるNTTビジネスソリューションズが運営するデータセンター「宜野座IDC」がこのシステムを導入したという。(記事:町田光・記事一覧を見る

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